秋も深まり、京都市内でもだんだんとモミジが色づいてきました。今回はそんな秋の京都にふさわしい秋限定のおばんざい御膳をご紹介しましょう。
やってきたのは、「てくてく京都・四条烏丸店」から徒歩約10分、三井ガーデンホテル京都新町別邸にある「居様(いざま)」。京都らしい伝統的な佇まいの建物は、着物映えすること間違いなし。思わずシャッターを切りたくなりますよね。
中に入ると、「ルイ・ヴィトン京都大丸店」を手掛けた建築家・永山祐子さんがデザインした、白と黒を基調とした、和モダンな空間が広がります。着物で来店する方も多いそうです。「てくてく京都」をご利用いただくお客様からも「これから行くんです」というお声をよくいだだくんですよ。
オススメはここからの眺望。席から中庭を望むことができるんです。予約の際に中庭が見える席をリクエストする方も多いんだとか。
いただいたのは、旬の食材を使った様々な種類のおばんざいを味わえる「秋のおばんざい御膳」(2,000円)。もともとランチタイムの人気メニューである、「九種のおばんざい御膳」(1,800円)が、12月2日までの限定で「秋のおばんざい御膳」に変更されています。
テーマは「秋の行楽弁当」とのことで、小さな三段のお重に「紅芋きんとん」や「ごぼうと子芋のごはん」など秋の食材を使った料理が詰め込まれています。彩りも秋らしくて、食べるのがもったいなくなっちゃいますね。なんとごはんは、おかわりもできるんですよ!
小鉢にも「ひろうすと南京の煮物」「柿とほうれん草の白和え」「揚げ芋の甘辛煮」など秋の味覚がもりだくさん。北大路魯山人が愛した明治創業の老舗豆腐店「平野豆腐」を使った「あったか豆腐餡かけ 生姜」があるのもうれしいですね。料理は日本料理界の巨匠・神田川俊郎さんが監修しているとのこと。趣向を凝らした料理を一度に少しずつ味わうことができるなんて、贅沢ですよね。どの逸品も素材の持ち味を生かした上品なお味でした。身も心も癒されてほっこりとした時間を過ごせましたよ。
店の奥には蔵を改装した完全個室も。定員は8名。4名から貸し切れるそうなので、友達と連れ添っていくのもいいですね。(一人当たり昼は3500円以上、夜は7500円以上のオーダーが必要。)
最後に100円でテイクアウトできるコーヒーもいただきました。散策のおともにいいですよね。
ちなみに朝はおばんざいを中心としたブッフェ、夜は昼とはまた違ったメニューとなる和点心のほか、しゃぶしゃぶや日本会席などが楽しめます。ぜひ今秋は京都で紅葉を愛でつつ、京都らしい秋の味覚を堪能してはいかがでしょうか。
居様
京都市中京区新町通六角下る六角町361番
三井ガーデンホテル京都新町 別邸
075-251-2500 (予約専用ダイヤル050-3184-3722)
朝 6時30分~10時(LO.9時30分)
昼 11時30分~14時(LO.13時30分)
夜 17時30分~22時(LO. FOOD 21時 DRINK 21時30分)
※秋の紅葉シーズンはとても込み合います。すでに満席の日時、時間帯もありますので、お電話でご確認されてから来店することをお勧めします。