アンティークやレトロな着物がそろう「てくてく京都」。ご利用いただくお客様はノスタルジーな雰囲気が好みということもあり、レトロな着物が様になる素敵なカフェに行ってきました。画家の「フランソア・ミレー」にちなんで名づけられた「フランソア喫茶室」は、京都河原町で昭和9年から続く老舗喫茶店。創業者の立野さんが戦時色が強まる中、思想や芸術について自由に語れる場をつくりたいという思いからオープンしたそうです。
クラシカルな街灯がかわいいですね!
豪華客船のホールをイメージしたという店内は、創業当時から変わらず使い続けているという照明や絵画などで彩られていました。京町家の骨組みを残しつつ、イタリアバロック様式を取り入れた内装が評価され、平成15年に喫茶店として初めて国の登録有形文化財に指定されているんですよ。
天井には実際に客船で使われていた照明器具も。
こちらは貝殻をモチーフにした照明。
クラシック音楽が流れる中、優雅なひとときを過ごせます。
注文したのは、喫茶室オススメの「レアチーズケーキセット」(1,150円)。ほのかにレモンの香りが感じられる、まろやかなチーズケーキは、大山牛乳のクリームとデンマーク産のチーズを使用。食べ終えた後もチーズケーキの風味が余韻として口の中に残るほど、とっても濃厚なんです。添えられていたブルーベリーソースもいいアクセントに。
飲み物は店員さんオススメのフレッシュクリームの入ったホットコーヒーをチョイス。アラビア種の豆をブレンドしているこだわりのコーヒーは、酸味と甘みのバランスがよく濃厚なレアチーズケーキとの相性も抜群でした。
店内では着物姿の女子二人もお茶を楽しんでいましたよ。ノスタルジーな内装や外観が素敵で、アンティーク好きな着物女子にはぴったりの空間でした。
フランソア喫茶室
京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
075-351-4042
12時~23時 火曜休み(祝祭日は振替)