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お知らせ【着物マナーvol.1】着物でトイレどうする? 

「てくてく京都」をご利用いただくお客様の多くは、着物初心者。着付け後、お客様から寄せられる質問の大半は、着物の所作についてなんです。そこで、素敵な着物姿で一日を過ごすために、心得ておきたいコツをテーマごとにご紹介。1回目は一番多い質問「トイレ」についてご紹介します!

トイレといえば和式と洋式がありますが、どちらを選びますか?和装なんだから、和式のトイレのほうがいいのでは?と思われる方もいるかもしれません。でも、着慣れない着物や肌着一式をたくし上げて、しゃがみ込むのは至難の業。できるだけ広くてキレイな洋式トイレを選ぶのがポイントなんです。座れるので楽ですし、裾などを汚す心配も減らせますよ。

さて、個室に入ったらまず用意してほしいのが、ハンカチです。着物を持ち上げる際に下を向くため、ファンデーションが襟や胸元についてしまう可能性があるんです。せっかくの白い半襟が汚れてしまったら、気分も台無しですよね。でも、ハンカチをあごに挟んだり、襟元に差し込んでおけば安心。ちょっとの手間で、きれいな着物姿を保つことができるんですよ。

 

ではいよいよ本題に。まず、袖が邪魔にならないようまとめます。帯締めや帯に挟み込んだり、クリップを持参して帯に留めてもOK。次に着物、肌着の前裾を一枚ずつ左右に分けて、左側は左手で、右側は右手で着物と肌着の裾をまとめてもちあげましょう。帯の高さくらいまでめくりあげたら、両腕でしっかりとおさえます。下着はローライズのものをチョイスしておくといいですよ。用を足し終わったら、肌着、着物と逆の順番でもとに戻します。

 

一気にたくし上げるのではなく、着物・肌着の前裾を軽く分けてから帯の高さまでめくりあげるのがコツ。戻すときも1枚ずつ丁寧に戻しましょう。肌着の重ね順が逆だと、歩きにくかったり、着崩れの原因になったりしてしまいます。最後に裾や帯などがきちんと元通りになっているか確認してくださいね。

よくありがちなのが、帯のたれ(帯の端の結び下がり)があがったまま、気づかないケース。後ろ姿もチェックするのをお忘れなく。

焦らないためにも、トイレは早めに余裕をもっていくのがオススメですよ。トイレもスマートに使いこなして、楽しい一日をお過ごしください!

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