紅白の梅の香がかぐわしい季節。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
今冬も寒い中、よう頑張らはりましたね(#^^#)
今回は、きもの好きなあなたに、もっときものを知っていただく
体験シリーズを企画しました(*^^)v
もっと知りたい!花鳥風月を描く
ゴージャスな京友禅の世界
ご存知の通り「京友禅」とは、
きものの代表的な染めの技法ですね。
始まりは、江戸が最も華やいだ元禄時代。
手で描いた花や鳥、風景などを染め、
刺繍や金箔をあしらった豪華な様が特徴です。
現在では、京都を代表する
伝統工芸品となっています。
そんな京友禅のアレコレをうかがえるのが、
京友禅作家・黒島敏さんの「びん工房」です。
実は、数々の作品を世に出しておられる
凄腕の伝統工芸士でもあります(^▽^)/
びん工房では、お客さまと相談しながら、
好みの図柄を作家が描くオーダーメイド制。
また、好みの生地を選べ、
自分らしいきものが仕立てられます。
様々な方から黒島さんに依頼が寄せられます。
例えば、これは舞妓さんからのご注文。
“カサブランカの花が好き”な
お客さんのオーダーなんかもあります。
工房では、黒島さんが手掛けた
さまざまなきものも拝見することができます。
気分、あがりますよ(^▽^))
「着物の良さを、伝えたい思うてます。
それには、着物に親しんでもらうことが
いちばん近いと感じています」
とは、黒島さんの切なる願いです。
「てくてく京都さんのようなお店があって
若い人が着物に興味をもってもらえるのは、
嬉しいことです」と黒島さん。
てくてく京都のアンティーク着物は、
そのほとんどが、正絹100%の“ホンマもん”。
京友禅作家さんと、同じ想いです(#^^#)
一流の技を目近にできる工房へ
「お気軽に来ておくれやす」
黒島さんは、きものを身近に感じてもらおうと
工房を公開されています。
てくてく京都から、歩いて15分ほど。
伝統工芸士の技をすぐ近くで
拝見することができちゃうんです。
これは白地に下絵を描いているところ。
フリーハンドなんですね(≧▽≦)
「ご希望をおっしゃっていただければ、
古典的なものから、モダンなものでも
こうして描かせてもらいます」
そして、彩色です。
染料を含ませた刷毛で、
生地の地色を染めていきます。
さすがは京友禅の伝統工芸士。
作業中の所作も、キリリとして美しいです。
『私も、色を塗ってみたいな』と
思われた方!きっといらっしゃるはず(≧▽≦)
手描友禅体験も実施されていますよ。
「帯揚げ」と「ハンカチ」のどちらかに
彩色する体験です。
帯揚げは、スカーフにも代用できることから、
人気が高いとか。
もちろん、黒島さんが丁寧に教えてくださいます。
伝統工芸士の手ほどきを受けられるなんて、
ゼイタクですね(≧▽≦)
「着物もファッションのひとつです。
堅苦しい考えんと、楽しんでもろうたら
嬉しいです」と黒島さん。
工房では、着物に関する
さまざまなお話が、楽しくうががえますよ(#^^#)
◆びん工房 黒島敏
京都市下京区油小路通松原上ル
075-371-9005
※ご来店は、こちら↑へご連絡ください。
手描友禅体験「帯揚げ」6000円
「ハンカチ」1500円
1日10名まで 予約制